ヒアルロン酸を皮内、皮下に注入する事で肌を持ち上げ、しわやたるみを改善する治療法です。ヒアルロン酸は、元々人体(皮膚・関節など)に含まれている成分です。しかしそのままヒアルロン酸を注入してもすぐに吸収されてしまうため架橋という加工を加え、3ヶ月~1年かけて徐々に吸収されるように調整されています。アレルギーが生じる事もほとんどなく安全性の高い成分です。 |
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以下の部位にはヒアルロン酸注入が効果的です。 ・前額 ・目の下 ・鼻 ・ほうれい線 ・コメカミ ・涙袋 ・ゴルゴジワ ・口唇 ・アゴ |
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施術前の状態 目の下に広がるくまが目立ちます。 この方の場合、外側まで広がるくまが特徴的です。 |
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右のみ施術右側のみ施術が終了した状態です。左右を比べるとその効果がはっきりとわかります。また目の下のラインが変わることで頬がリフトアップした印象を与えてくれるため、高い若返り効果をもたらします。 | ![]() |
左の施術中1くまの外側にヒアルロン酸を注入した後の状態です。 目の下に広く広がっていたくまが小さくなっています。 丁寧に、少しずつヒアルロン酸を注入していきます。 |
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左の施術中2ヒアルロン酸を内側にも徐々に注入しくまを消していきます。 一つ前の状態と比べて、目の下のくまま小さくなっているのがわかります。 このように徐々にくまを消していくのが自然な仕上がりのポイントとなります。 |
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施術終了左右ともに施術が終了しました。 目の下の目立っていたくまがなくなりました。 内出血もありません。 |
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腫れる
麻酔は、目の下のように腫れやすい部位に大量の麻酔を注入すると、術後の腫れが大きくなってしまいます。
当院では、痛みの出るポイントにのみ適量の局所麻酔を注入し、最小限の麻酔量で、最大の麻酔効果が得られるようにしています。また、腫れ止めの内服薬「シンエック」をご用意しております。術後2〜3日目が腫れのピークとなります。術後3日目頃までは患部を冷やして頂き、その後は温めて頂くと腫れが早く引きます。
内出血
脱脂術は血管が数多く集中する周囲の細胞を除去することから、出血させずに手術を終えるのには非常に高い技術が必要です。
当院では脂肪注入の際は、特殊な細い針を使用します。針の刺入部は他院では片頬につき2~3ヶ所を設けることがありますが、当院では血管の多い箇所を避け、片頬につき1ヶ所のみの刺入を原則としています。眼窩脂肪を除去する際、切る幅は4mm程度に抑え、出血させない工夫をしています。内出血が出てしまった場合には、「ケラスキンクリーム」を塗って頂きますと、通常の半分の期間で消えていきます。ご希望によりご購入頂けます。手術直後、内出血が出ていない場合でも、塗る事により予防にもなります。
しこりができる
注入された脂肪は、萎縮、拘縮し半年〜1年かけて柔らかく変化していきます。そのため一時的にはしこりができますが、拘縮が解除されることで改善する変化です。
感染
感染予防のため、当院では抗生物質を処方しております。用法・用量を守って服用いただくことで、回避することができます。
ボリュームがなくなる
注入した細胞の一部はすぐにアポトーシス(細胞死をお越しますが、同時に移植され脂肪細胞の周囲に存在する肝細胞が、脂肪細胞に変化し除々に入れ替わっていきます。そのため、注入直後から3ヶ月かけて目の下の注入脂肪のボリュームは減少しますが、そこから1年かけて造花する傾向にありますので、最終的な手術結果は1年後となります。1年後に残っている脂肪の量を生着率と言いますが、こちらの手術の場合には平均8〜9割が生着するため、ボリュームがなくなる可能性は極めて低いといえます。