にきびをレーザー治療で改善する
にきびを形成する毛穴の皮脂詰まりや、皮脂の過剰分泌などを同時に改善しながら、キメのある肌へ導く治療として、レーザー治療(カーボンピーリング)は大変有効な治療法になります。
「カーボンピーリング」とは、治療部位にレーザー用カーボンを塗布し、そこへQスイッチYAGレーザー(1064nm)を照射することで、瘢痕や毛穴の開大を改善するレーザーピーリング治療です。
QスイッチYAGレーザーは、黒い色に反応を示すレーザーで、肌に塗布した時に毛穴に入り込んだカーボンの黒い微粒子を燃焼させる作用があります。この時、毛穴内部は軽いやけど状態となりますが、痛みや痕が残るといったことはありません。微粒子の燃焼によって生じた熱は、毛穴周囲のコラーゲンを刺激し収縮させ、毛穴を縮小させる効果が得られます。また、皮脂線にも刺激を与えますので、過剰な皮脂の分泌を抑制する効果も得ることができます。そのため、特に脂性肌タイプのにきび治療の方にとても効果的な治療と言われています。加えて、黒色に反応するQスイッチYAGレーザーは、毛穴の黒ずみにも反応しますので、黒ずみの原因である角栓とその周囲の余剰な角質除去が可能で、ケミカルピーリングでは得られない効果が期待できるのです。
以上の効果から、にきびを形成する要因である毛穴の皮脂汚れや黒ずみを除去し、コラーゲンの収縮・産生を活発化させることによって毛穴を引き締めて、悩み深いにきびの改善・解消をしてキメの整った綺麗な肌を作り出します。