いつの間にかできてしまっているしみやそばかす。これらを改善し、キメの整った美肌にするためには、肌の厚み・質感・しみの種類を分析し、その上で治療に効果的な施術を行っていくことが大事になります。
気になる顔のしみ。しみは、メラニン色素が過剰発生し皮膚に沈着することでお肌に現れますが、しみは原因によって、「老人性色素班」「そばかす」「肝斑」「炎症後色素沈着」「ADM」の5つの種類に分類することができます。それぞれメラニンの広がり方にも違いがあるので、解消するために行う治療方法そのものが異なるのです。
メラニン色素の過剰な増加が、お肌にしみを作る最大の原因です。ですが、しみの種類によってメカニズムが違うため、治療法もそれに合ったものを選択しなくてはいけません。当クリニックでは、レーザー治療・光治療・フォトフェイシャル・ピーリング・注射・点滴・内服薬など、様々な治療法をご用意しています。
淡褐色の小さなしみが多数出現するタイプの「そばかす」は、主に頬から鼻背にかけてみられるのが特徴のしみです。お顔の他には背中など、紫外線の影響を受けやすい部位に発生しやすく、小さなしみがいくつも広がって現れますので、改善には目的とするメラニン部分を狙い撃ちできるレーザー治療が適しています。
「肝斑」は、日本人女性の約40%に存在するしみの一種で、30歳くらいから目立ってくることが多い症状です。表皮基底層にメラニンが沈着するタイプのしみのため、通常のしみ治療とは異なるアプローチが必要です。そのため治療には、「レーザートーニング」などのとくに肝斑に効果的な治療法を行います。
最新医学による理論の上では、シミの原因であるメラニンを取り除く場合、メラニンだけを壊してあげればいいわけですが、皮膚のどの深さ、どの層にあるのかを見極めて的確に治療すれば、より十分な効果を発揮できるだけでなく、安全に治療ができます。シミは一種類ができることは少なく、前述した5種類のシミが混在する場合がほとんどです。そのため治療法も数種類の組み合わせを行う必要があります。また、飲み薬や塗り薬などホームケアを併用することで相乗効果が得られることもあります。当院では、様々な治療法を用意し、その人にあった治療法で、時にはそれらを組み合わせながら、確実にシミを改善していきます。